広域イーサネット的に利用できるレイヤ2 VPN
広域イーサネットはイーサネット (レイヤ2) 通信が提供されており、利用するプロトコルがIPに依存しないため、LANと同じ感覚で利用可能である。これと比較して、レイヤ3パケットのトンネリング通信のみをサポートするVPN技術 (IPsecやPPTP等) を用いたVPNの場合は、あらかじめ利用するサービスやプロトコルを考慮しながらネットワークの構築が行われ、構築後のサービスやプロトコルの変更は、VPN機器の変更が必要となる。レイヤ2 (Ethernet) パケットのトンネリング通信やブリッジ接続などをサポートしているVPN技術を用いることにより、前述した広域イーサネットのメリットと同等のことを実現でき、インターネットVPNを用いて安価に構築することができる。特に、仮想LANカードと仮想HUBおよび既存の物理的なLANをVPNプロトコルで接続し、その上でブリッジ接続する手法により、広域イーサネットと同様に、既存のスイッチングハブやレイヤ3スイッチが使用されているLAN同士をVPN接続することができる。遠隔地の拠点間でVoIPやテレビ会議システムなどを利用する場合も、同一のEthernetセグメント上にある機器とみなすことができるので、より容易・確実に利用可能となるメリットがある。さらに、LANに対してEthernetのレイヤでリモートアクセスすることが可能になる。