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放送方式
放送の方式には、ダウンロード方式、オンデマンド方式、ストリーミング方式、Peer to Peer|P2P方式などがあり、使い勝手や著作権保護の観点からオンデマンド方式、ストリーミング方式が多い。接続、伝送、提供など、異なった部分ごとに複数の方式があり、主要なものは以下の通り。 接続方式
''ユニキャスト(Peer to Peer)方式''は、Transmission Control Protocol|TCPなどを用いて個別に接続を確立してデータを送信する方式。
*''サーバ#クライアント・サーバ・モデル|クライアント-サーバ方式''は ユニキャスト方式の一種で、データ配信者の設置した配信サーバに受信者がプレーヤーなどで接続し、配信側が各接続相手ごとに個別にデータを送信する方式。同じデータを複数回送る必要があり、接続数が増えるほど伝送帯域幅も必要となるなど無駄が多いが、帯域さえ十分にあればとても安定して視聴できる。現在主流の方式。
*''P2P方式''(''P2Pネットワーク中継転送方式'')はユニキャスト方式の一種で、リスナーは単に受信するだけではなく、その受信したデータを他の受信者に中継転送する方式。インターネット上に独自の''P2Pネットワーク''を構成し、受信リクエストの処理やデータの転送に利用する。高速なサーバ・回線を用意する必要が無いため、通常の配信に比べてコストが低く抑えられ、また、サーバダウン等のリスクも分散できる一方、多段転送を繰り返すため接続数が増えるほど安定性に欠ける傾向がある。peercast等。
''マルチキャスト方式''は、1回データを送るだけでネットワーク上のデータを希望する全てのあて先に届く''User Datagram Protocol|UDPマルチキャストパケット''を用いて受信者にデータを送信する方式。受信者ごとに個別に内容を送信する必要があるオンデマンド方式には適さない。配信側、インターネット伝送路共に非常に伝送帯域を節約できる。ただし、配信者と受信者の間に接続されている全ての Internet Protocol|IP機器がマルチキャストに対応していないと利用できないため、現時点ではあまり普及していない。伝送方式
''ダウンロード方式''は、全データを手元に一括してダウンロードしてから聴取が開始されるもので、主にMP3等の音声・音楽圧縮方式で圧縮され、Hypertext Transfer Protocol|HTTP や File Transfer Protocol|FTP などの既存のプロトコルを通じてファイルの形で配信される。一般に再生開始までの待ち時間が長く、データの品質が伝送帯域幅の制限を受けないなどの特性がある一方、ファイルサイズの問題からデータは短時間となる傾向がある。最近のプレーヤーはダウンロードが完了する前に再生を開始できるものが主流なため、メタファイルを使えばストリーミングに近い操作性を実現できる。
*''メタファイル''とは、配信データのアドレスなどの情報(メタデータ)だけを記録したファイルの事。ブラウザなどが通常、データを一度にダウンロードし切ろうとするのを見越して、データ本体の代わりにサイズの小さいメタファイルをダウンロードさせ、この情報をプレーヤーが読み取って自力で受信、再生を始める。ダウンロード完了待ちの回避目的のほか、ストリーミングでも、非標準プロトコルを認識しない問題の回避などの目的で使われる。RealPlayer の ram ファイルや Windows Media シリーズの asx、wax ファイルなどが有名なほか、RSSをメタファイルとして使用するポッドキャスティングなどがある。
''ストリーミング方式''は、全データを一度にダウンロードするのではなく、その時々の再生に必要なデータだけをリアルタイムに送信する方式。一般に再生開始までの待ち時間をきわめて短くできる。Real Time Streaming Protocol|RTSP、Micrsosft Media Services|MMS などといった独自のプロトコルが使われ、データがファイルの形式を取っていないため特殊な方法を用いない限り保存できない。受信者一人当たりの利用する伝送帯域が抑えられることや、シーク操作などで飛ばされた部分のデータ送信を省略できるといった利点がある一方、受信者側の回線に十分な帯域がない場合などには「音飛び」等、音声品質のかなりの劣化が起こり、帯域の限られている端末では事実上聴取不可能となる副作用もある。またこの方式を利用する事によりデータをリアルタイム処理することができるため、長時間の生放送も可能となった。提供方式
''オンデマンド方式''は、事前に放送する内容を収録しておくなどして、利用者のリクエストによっていつでも聴取できるようにする方式。提供されている範囲で好きな時間に好きな内容を聞くことができる。
''ライブ(生放送)方式''は、マイクなどの録音機器から入ってきた音響をその場で配信データへと変換して視聴者へリアルタイムに送信する方式。巻き戻しやスキップなどのシーク動作はできない。その時々の音響データしか提供できないため、伝送にはリアルタイム処理のできるストリーミング方式を利用する必要がある。
*''リクエスト方式''は、ライブ方式の一種で、ウェブページなどを通じて寄せられたリクエストを元に、放送内容を随時変更して配信する方式。主に音楽放送で利用されている。ライブ放送とオンデマンドの中間的性質をもっている。
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