諸問題
トラックバックスパム
概要
コンテンツの中身を参照せずに、無作為もしくは機械的な手順によってトラックバックをする行為。「迷惑トラックバック」とも言う。
トラックバックスパムを行なっているウェブサイトは、アダルトサイトや商品販売を目的としているサイト、成功報酬型広告|アフィリエイトの効果を高める為に行なっているサイトなど、様々である。検索エンジン最適化|SEOの一環として行われる場合もある。また「トラックバックは、記事参照を通知する為の機能だ」と考えている人の中には、その人のウェブページを参照していなかったり、あるいは参照しているページへのリンクが張られていないウェブページからのトラックバックを、「トラックバックスパム」とみなす者がいる(この点については、下記の「#トラックバックの意義についての考え方の相違|トラックバックの意義についての考え方の相違」参照)。
対策
トラックバックスパム対策として、様々な機能が出現している。例を挙げると、下記のようなものがある。* ブログの管理者が承認しない限り、トラックバックの結果を表示させない。
DNSブラックリストやURLブラックリストに載っているトラックバックを禁止する。
特定のURLからのトラックバックを禁止する。
特定のIPアドレスからのトラックバックを禁止する。
特定のキーワードを含むトラックバックを禁止する。
シングルバイト文字(半角英数字)のみのトラックバックを禁止する。日本語や中国語などのマルチバイト文字によるスパムには無力である。
URLを自動リンクしないか、してもrel=nofollowしておく。
自動トラックバック用のURLを記述しない(当然自動トラックバックできなくなる)。
各種ブログサービスやブログツールが提供するブラックリストプラグインを使用して、スパムを自動的にスパムリストに移動し、トラックバックの結果表示を保留する(例: Movable TypeのMTBlackListプラグインなど)。大量にトラックバックを送ってくるウェブサイトなどに対しては、ブログサービスを提供している会社がまとめて受信拒否したり、あるいはそのウェブサイトからのトラックバックを削除してしまう場合もある。受信側ではなく送信側への対策として、以下のようなものが考えられる。* 誘導先サイト/ページのホスティング運営者に通報
トラックバック発信元ISPに通報
アフィリエイトASPに通報 トラックバックの意義についての考え方の相違
「どういったケースに、トラックバックをすべきか?」または「トラックバックが認められるのは、どのようなケースか?」という点については、共通認識と言えるものがない。また意見の相違を反映してか、ブログサービスの提供会社のトラックバックに関するガイドラインも、まちまちである。そのため利用者が自分の考えに基づきトラックバックを行った時に、その是非をめぐって論争が起こる事もある。この点についてのトラックバックに対する考え方は、主に次の2つに分けられる。* 記事参照通知を重視する考え方。
: 「トラックバックとは、『あなたの記事を参照(または引用)して記事を書きましたよ』と伝えるための機能である」という考え方。このような考え方を持っている人からは、トラックバックをする場合にはトラックバック先の記事を参照して記事を書いていることが、当然の前提とされる。また「参照していることを明確にすべきだ」として、参照元へのリンク(言及リンク)を張る事を求めることも多い。* 関連性を重視する考え方。
: 「トラックバック元の記事は、トラックバック先の内容を参照して作成されている必要はなく、関連のある記事内容であれば構わない」という考え方。そのため参照元のリンクを張る事も、特に求めないことが多い。
トラックバックの文字化け
トラックバックの文字コードが送信先ブログシステムのそれと一致しないために起きる現象。例として、トラックバック送信側のブログがEUC-JPなのに対し送信先のブログはUTF-8を用いているため文字が判読不能になる、といったケースが該当する。この問題は、多バイトでかつ複数の文字コード体系を持つ地域特有の問題ともいえる。